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◆檜峠(ひのきとうげ



※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「乗鞍嶽」(昭和22.6)を使用したものである

在:松本市安曇
地形図:梓湖
/乗鞍岳
形態:峠から谷にかけて家屋が散在する
標高:約1,200?〜1,330m
訪問:―

 

 村の南部、檜(ひのき)峠付近にある。
 
村誌によると、村内大野川(おおのがわ)の人々の出作りによって発生した集落とのこと。初め小屋を建てて季節的に居住していたものであったが、やがて出作り地への定住が進み、親村の分解が進んだ(※)。大野川では明治後半から大正にかけてが出作りのピークで、主にソバを作り、ほか大豆・小豆・ヒエ・アワ・キビなどを栽培。明治20年12戸(全戸夏季のみ)・大正10年12戸(うち夏季のみ10戸)・昭和10年9戸(うち夏季のみ7戸)。昭和40年代に無住となった。旧鎌倉街道および白骨温泉へ行く本道筋(白骨道)でもあったため峠には茶屋があり、道に沿った家では土間を広く取り、道行く人が休めるような造りにしてあったという。
 帰宅後に集落の存在を把握したため未訪問。最近の地形図を見る限り、峠まで沢渡(さわんど)および番所(ばんどころ)から車道が通じているよう。

※ ほか沢渡・白骨(しらほね)・番所・楢ノ木(ならのき)・鈴蘭(すずらん)などに分散

 

 

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