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◆奈川渡(ながわど



※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「乗鞍嶽」(昭和22.6)を使用したものである

在:松本市安曇
地形図:梓湖/乗鞍岳
形態:川の合流部(非居住地?)
標高:約900m(水面は約980m)
訪問:2015年11

 

 村の南部、梓(あずさ)川と奈(な)川との合流部にある。現在は奈川渡ダムの人造湖(梓湖)に水没。
 奈川村誌によると、奈川渡ダムは昭和44年3月21日竣工。安曇村誌によると、奈川渡発電所(現在は水没)は大正13年着工、大正14年11月運転開始、工事開始に伴い、自動車も奈川渡まで通るようになる。それまで下流の稲核(いねこき)が大野川や奈川の物品の中継所であったが、奈川渡までに短縮された。奈川渡橋(水没)は大正6年完成。大正14年には自動車も通れる橋になっている。なお大正時代の橋の写真が掲載されており、袂には何かの建物も写っている。当地にあった角姫神社は、水没後は稲核の梓川神社に、梓川筋にあった各社とともに合祀された。

 現在はダムやトンネル・バス停にその名が残されている。堰堤付近のため集落そのものの痕跡は確認できないが、奈川渡発電所の一部と思われる構造物が湖面近くに確認できる。

 


写真1 堰堤とダム湖


写真2 地名表記付近

写真3 記念碑とバス停

 

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