◆水須(みずす)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「五百石」(昭和32.3)を使用したものである
所在:富山市水須
地形図:千垣/五百石
形態:山中に家屋が集まる
標高:約650m
訪問:2011年6月
町の中北部、大字水須の北部山中にある。
現在の水須集落はは小口(こぐち)川沿い右岸にある河戸を指すが、ここでは右岸山中にある旧水須集落について述べる。 資料『村の記憶』によると、明治末期から移住が始まり、昭和22年に最後の1軒が転出。13戸すべてが河戸に移住したという。田畑が少なく戸数は13戸に制限されていた。集落は有峰往来のひとつ、うれ往来の途中にあり、古くは検問所も設けられていたという。
現在は集落付近まで林道が延び、比較的容易に訪れることができるが、入口は分かりづらい。集落内の道をたどるといくらかの屋敷跡や農地跡が確認できる。
大字水須は近世の新川(にいかわ)郡太田荘の水須村。明治22年大山村(のち大山町)の大字となる(角川)。
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