◆上ノ沢(かみのさわ)
所在:関川村湯沢(ゆさわ)
大字湯沢の東部、上ノ沢(荒(あら)川支流)の上流部にある。金丸鉱山に伴う鉱山集落。
昭和7年、行者が上ノ沢沢口で光沢のある鉱物が付着した石を発見。寺院に飾られたが鑑定の結果タングステン鉱であることが判明。上ノ沢においてタングステン・モリブデンの鉱山が発見された。鉱山はこの寺の本尊観世音菩薩の導きによるとし、観世音鉱山と名付けられ昭和11年より採掘開始。戦時中は栄えたが、終戦とともに休山。 ※ 刊行当時(平成4年) また同書によると、昭和35年27戸98人。 現在は閉山となって久しいようで、現地までの道も車輌で通行できるのは途中まで。最近の地図でもいくらかの建物と神社が記載されているが、施設も撤去されたようで荒地となっており、ごく一部の遺構を確認。神社では社殿が傾きながらも残っている(写真3)。
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![]() 写真2 電柱 |
![]() 写真3 神社にて |
![]() 写真4 施設跡(写真3の後方にも見える) |
![]() 写真5 電気関係の何か |
![]() 写真6 施設跡(=写真4) |
![]() 写真7 写真6から遠方を望む |
![]() 写真8 電柱 |
![]() 写真9 送水管 |
![]() 写真10 施設跡 |
![]() 写真11 写真10にて |
![]() 写真12 同。坑口? |
![]() 写真13 排水 |
![]() 写真14 設備跡 |