◆新渡(しんわたり?)
※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「新潟」(昭和22.3)を使用したものである
所在:北部―聖籠町東港(ひがしこう))二丁目 南部―聖籠町東港三丁目
地形図:松浜/新潟
形態:川沿いに家屋が集まる
標高:数m
訪問:2018年5月
東港二丁目の南西部および三丁目の西部にある。新潟東港臨海工業地帯の開発により、現在は派川加治(かじ)川の河口付近に当たる。
造成前は加治川を挟み、右岸(北側)は旧亀代村、左岸(南側=替地の一部)は旧聖籠村に所属していた。南部は現在も陸地に重なるが、北部はほぼ全域が海面。
町史によると、替地から亀塚浜を結ぶ加治川の渡し場であったとのこと。渡し守は杉谷内(すぎやち)の佐藤氏であった(明治16年)。同書では「新渡り」の表記。
東港開発の主な経緯はこちらを参照。
なお当地に継続的な居住者があったかは不明。
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