◆武能(ぶのう)
※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/50,000地形図「湯澤」(大正3.6)を使用したものである
所在:みなかみ町(国有林) 地形図:茂倉竹/湯沢 形態:川沿いの斜面 標高:約880m? 訪問:2019年5月
町の西部、湯檜曽(ゆびそ)川の左岸側にある。川沿いを通る旧街道(清水越新道)沿いで、武能沢との出合付近に位置する。街道は当地を過ぎると高度を上げ、清水街道(国道291号)および蓬峠方面へと向かっていく。 一ノ倉にある説明板によると、一ノ倉と同様に宿泊茶屋が設けられ、通行者の便宜が図られていたとのこと。 一ノ倉と比較し痕跡に乏しいため、茶屋跡地の特定には至らず。武能沢出合右岸側の緩やかな傾斜地がその跡地だろうか。また武能沢を渡り、道なりに数10メートル登った場所には建物の遺構(写真6)が残っているが、茶屋との関連は不明。