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◆道全(どうぜん?)



※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「輕井澤」(昭和35.7)を使用したものである

在:安中市松井田町坂本(さかもと)
地形図:軽井沢/軽井沢
形態:川沿いに家屋が集まる
標高:約660m
訪問:2013年11

 

 大字坂本の中部東寄り、霧積(きりづみ)川(碓氷(うすい)川支流)左岸にある。
 資料松井田町の民俗』によると、開拓の発端は明治時代に金井之恭(※1)がこの付近5,500町歩を開墾地として払い下げを受け、開拓の権利を有したことによる。うち20町歩を佐藤虎清氏・「八重さん」に分与し、それぞれ家屋を建築。佐藤氏の家は洋館の別荘で、不在時の留守居も置かれていた。佐藤氏の死去により頽廃したという。なお「明治時代には奥に四軒、湯の沢に一軒、道全二軒(中略)が山仕事を主として生活していた」とある。

※1 金井之恭(かない・ゆきやす)は明治時代の官僚

 現地は緩やかな斜面になっており、屋敷跡が2箇所と「開山 佐藤虎清之碑」(写真2)、および石仏などが見られた。碑のそばの屋敷跡(写真1)は佐藤氏のもの、上流側の屋敷跡は「八重さん」のものと思われる。また小祠(写真3)は松井田町の民俗』の記述中の「虎沢神社と称する石宮」か。
 
以下は碑の全文(【 】は推測)。

君姓佐藤名虎清越後國古志郡堀金村人也少壯出江戸従事商業晩年知【此】山之宜(※2)【于】植林擲資起業明治三十四年八月齎志【而】没惜哉室澤子恐其功之氓滅建石紀其概畧其志可嘉也【于】時明治三十六年三週忌(※3)辰六月 多賀義行併記

※2 原文ではうかんむり
※3 「週」は原文ママ

 


写真1 屋敷跡

写真2 碑と灯籠

写真3 小祠と石仏

写真4 炭焼き窯跡

写真5 道

写真6 橋の跡

写真7 屋敷跡

 

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