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◆山ノ神(やまのかみ?)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「男體山」(昭和21.2)を使用したものである

所在:日光市足尾町(あしおまち)
地形図:中禅寺湖/男体山
形態:山中に家屋が少数集まる?
標高:約850m
訪問:2009年3月

 

 足尾の赤倉(あかくら)から中禅寺(ちゅうぜんじ)湖畔の阿世潟(あせがた)を結ぶ道上にある。
 
地図で地名が記されている付近まで行ってみたが、建物の跡のようなものは見られなかった。この辺りでは昔の道と現在の林道は異なっているが、昔の道の跡も分からなかった。なお途中の林道脇に「砂防記念碑」(明治四十一年九月建設とあるが、その他は判読できない)がある(写真1)。
 
「角川」の阿世潟峠の説明の中で、「明治期、この道の足尾側の久蔵(くぞう)沢沿いに1516軒の農家が散在していたが、明治36年村の土地が銅山に買収され、山ノ神付近の茶屋2軒を残し移転したといわれる」とある。古い地図に見られる建物は、この茶屋だろうか。
 また町郷土誌によると、阿世潟峠越えの道は山崩れにより危険となり、大正9年12月に半月(はんげつ)峠越えの新道が開通したとのこと。茶屋もこの際に廃止されたか。

 


写真1 砂防記念碑

写真2 付近の尾根より

 

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