◆屶振(なたぶり)
所在:福島市飯坂町茂庭(いいざかまちもにわ)
大字茂庭の中部北東寄り、摺上(すりかみ)川左岸にある。 資料『福島の民俗』によると、昭和45年33戸。山田・加藤・今野・佐藤・渡辺各氏が土着の家で、それぞれ本家がある。山田家は10戸、他は4戸ずつ。他には青木・鈴木など。農家が多いが、専業は2戸のみ。商業を営む家が2戸。 なお堰堤付近の国道沿いには移設した愛宕神社があり、境内には地蔵堂・太子堂・記念碑・稲荷大明神・各種供養塔が集められている。また隣接した敷地には故郷の碑があり、ダム建設に伴う各集落の移転者の氏名が記されている。
|
|
![]() 写真1 ダム堰堤。集落跡は堰堤右側 |
![]() 写真2 集落跡を望む |
![]() 写真3 愛宕神社境内。左より地蔵堂・太子堂。右は愛宕神社の祠か。その左は稲荷大明神。石塔は湯殿山・廿三夜塔・庚申塔 |
![]() 写真4 境内の「屶振部落神佛遷宮記念碑」(左)と「屶振堰開田記念碑」(右) |
![]() 写真5 摺上川ダム故郷の碑 |