◆名号(なごう)
所在:福島市飯坂町茂庭(いいざかまちもにわ)
大字茂庭の北部、摺上(すりかみ)川左岸にある。現在は摺上川ダムの人造湖(茂庭っ湖)にほぼ水没。 「福島飯坂茂庭ガイド」によると、当地は茂庭に伝わる「大蛇伝説」にゆかりのある地であることが分かる。水害を起こし、村々を襲う大蛇が菅沼(すげぬま)という場所に棲んでいたが、建久3(1192)年関東から来た斎藤実良(さいとう・さねよし)がこれを退治。胴を名号に埋葬し、御嶽神社が建てられたという。なお首は田畑(たばた)に、尾は梨平に埋葬され、それぞれ御嶽神社が祀られている。 なお当地には梨平小学校名号冬季分校があった。資料『福島の教育』によると、まず前身として、大正8年12月1日に茂庭小学校梨平分校の名号分教室を設置。昭和40年1月8日梨平小学校の分校として開校し、昭和43年3月31日閉校。
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![]() (写真1 ダム堰堤) |
![]() 写真2 集落跡を望む |
![]() 写真3 往時の集落(神社の掲示板より) |
![]() 写真4 「摺上山」とある石塔 |
![]() 写真5 神社。鳥居 |
![]() 写真6 同社殿と境内社 |
![]() 写真7 境内の石造物群 |