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◆イラ窪(いらくぼ)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「福島」(昭和22.11)を使用したものである

所在:福島市李平(すももだいら)字イラ窪
地形図:板谷/福島
形態:川沿いの斜面に家屋が集まる
標高:約310m
訪問:2023年5月

 

 大字李平の北東部、松(まつ)川(阿武隈(あぶくま)川支流)右岸の斜面にある。かつてJR奥羽本線の赤岩駅があった赤岩地区の対岸。
 昭和22年・同38年の航空写真では、数棟の建物と明瞭な農地の区劃が確認できる。同47年・51年のものでは人家が3箇所写っているように見える。同62年では1軒のみ?となっている。

 赤岩より松川を徒渉し訪問。古い航空写真では赤岩とを結ぶ橋が確認できるが、これも既に存在しない。
 集落は小さな段丘になっており、川からは地形図で推測する以上の急傾斜地や崖になっている。しかし一部にやや緩やかな部分があり、かつてはここから住民が赤岩まで往来していたと思われる。
 現地では3箇所程度の屋敷跡を確認。

 「角川」によると、昭和50年3戸7人(※)
 また市史には李平の小字として「イラ窪」が見られ、読みは「イラクボ」とある。

※ 実際は大字李平のデータだが、大字地内には他に居住がないため事実上イラ窪のみの戸口を表している

 


写真1 橋の跡推定地

写真2 集落から川へ降りる
道跡

写真3 屋敷跡

写真4 写真3にて。浴槽

写真5 屋敷跡

写真6 写真5にて

写真7 屋敷跡

写真8 農地跡

 

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