◆境道(きょうどう)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「左澤」(昭和21.11)を使用したものである
所在:西川町入間(いりま) 地形図:本道寺/左沢 形態:山中に家屋が少数集まる 離村の背景:移転事業標高:約530m 訪問:2017年11月
大字入間の北西部、大入間(おおいりま)川(寒河江(さがえ)川支流)左岸側の山中にある。 町史によると、町による移転事業により離村し無住となったとのこと(昭和45年に過疎地域対策緊急措置法が制定された)。当時1戸。移転先は町外。昭和45年9月の過疎対策特別委員会で、第一次計画として上小沼・四ッ谷・北山とともに対象となった(ただし四ッ谷は寒河江ダム建設に伴う移転となっている)。なお同書に「川土居地区の地名」として大字入間に「境道」が見られ、「キョウドウ」のルビが振られている。 現地までは未鋪装の車道が通じており、車輌での訪問も可能。現地では屋敷跡と思われる平坦地を2箇所確認。墓地や山神の祠(写真11)も残されている。