◆千歳(ちとせ)

※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「田代岳」(昭和39.1)を使用したものである
所在:大館市早口(はやぐち)字千歳・字早口沢
地形図:越山/田代岳
異表記:小木津沢開拓
形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:約160m
訪問:2016年5月
大字早口の中東部、小木津沢(早口川の二次支流)沿いにある
町史によると、戦後の開拓集落で昭和22年から24年にかけて16戸が入植したとのこと。畑作と和牛の営農を行っていたが、立地条件の悪さから昭和45年に残っていた5戸が離農。当地にあった岩目野小学校千歳分校は、昭和26年月冬季分校として開校。昭和32年より通年となり、同45年閉校。
また資料『秋田・消えた開拓村の記録』によると、入植者は満洲などからの引揚者8名を含めた計16名。畑では大豆・小豆・陸稲が主体であった。千歳分校は昭和45年7月閉校。離村は昭和45年。
現在はほとんどが植林地になっており、屋敷跡も判然としない。
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