◆中仙人(なかせんにん)茶屋
所在:釜石市甲子町(かっしちょう)
甲子町の西部、甲子川右岸側の山中にある。遠野と釜石を結ぶ釜石街道の途上にある茶屋で、街道の最難所である仙人峠(標高887m)と東の登り口である甲子町大橋(おおはし)との間に立地している。
訪問は沓掛より仙人峠を経由。急遽訪問することにしたため地図もなく位置も把握していなかったが、現地には明瞭な痕跡と解説の立札が設けられており見落とすことはない。現地には山神社跡の小祠や灯籠(上部は欠損)、石造りの水桶といった石造物がいくらか残されている。
| |
|
![]() 写真2 茶屋付近の道標。「上閉伊郡甲子村字大橋」「至仙人峠 十五町/至大橋 二十五町」などとある(調査報告書より) |
![]() 写真3 山神社跡。右中央に「山神」の石塔、奥に小祠が見える |
![]() 写真4 飲み水の石桶。「文化二年乙丑八月開水」「釜石浦 佐野忠治忠義」とある |
![]() 写真5 山神の小祠と木々 |
![]() 写真6 中仙人茶屋の解説板 |
![]() 写真7 茶屋跡付近の風景(跡地は写真左側の平坦地) |
![]() 写真8 瀬戸物片 |
![]() (写真9 炭焼き窯跡?) |
![]() (写真10 写真9付近の平坦地) |
![]() (写真11 写真9および10付近の瀬戸物片) |