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◆帝白(ていはく)



※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「幌加内」(昭和46.2)を使用したものである

在:幌加内町長留内(おさるない)
地形図:長留内岳/幌加内
アクセント:テイハク
形態:緩傾斜地に家屋が集まる
離村の背景:農業の不振
標高:約210m
訪問:2012年6

 

 字長留内の北西部、長留内川上流部にある
 以下は町史の記述。
戦後の開拓地として、村内に設けられた8団地のひとつ
昭和21年6月に向田氏ほか18人が入植。翌22年関口氏ほか5人、24年若井氏らが入植、31戸となる。入植者の多くが、終戦後に解散した「帝国砂白金開発」の従業員であったため「帝白団地」と名付けられた。昭和22年2月、村会で「帝白」集落として新設
土礫が多い瘠地のため営農は不振で、転出者が相次ぐ。昭和38年4月5日、国の定める不振地区として集団離村を余儀なくされ、開拓団は解散。当時佐藤・河合・伊藤・佐藤・石川・和田・太田・植西・阿部各家の9戸
その後原野一帯が幌加内農協の所有となり、組合員の乳牛放牧場として利用された時期もあったが、のちそば畑として活用されている
昭和30年18戸110人、同35年10戸69人

 作業をしていた方の話によると、かつては米やジャガイモ・ハッカを栽培。しかし雪や痩せた土地のため収穫は少なかったという。転出先は長留内が多い。現在は3組が通い耕作で営農に携わっているが、全員が集落出身者とは関係がない。

 


写真1 道と農地

写真2 農地

写真3 サイロの跡(写真中央)

 

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