日本蜜蜂のハチミツ

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熊野の日本蜜蜂

 紀伊半島南部の熊野地方では、ニホンミツバチは「やまばち」、「わばち」などと呼ばれていました。最近は、ニホンミツバチと呼ぶ場合が多いです。巣箱は、太い杉の木の丸太を50cmくらいの大きさに切り、中をくり抜いたものや、上記写真のような板で作ったものがあります。丸太をくり抜いた巣箱は「ゴーラ」と呼ぶことが多いです。

 ニホンミツバチは5月頃に分蜂します。古い女王蜂が一群を引き連れて巣箱から旅立ち、新しい女王蜂が巣箱に残ります。分蜂は、数回行われるため、その度に女王蜂は、ところてん方式で巣立ちます。

熊野の分蜂器
分蜂器です。
桜の皮を使います。日本ミツバチは桜の木が好きなようです。
分蜂が近くなると巣箱の近くの木から分蜂器を垂らします。
でも分蜂した蜂が分蜂器に取り付くのは10回のうち2回くらいのようです。
分蜂直後の蜂の群れです。分蜂器には止まらずに近くの木に止まっています。
 

 飼育用の巣箱は熊野の山の中へ置かれます。そこに5月ごろに分蜂してきた一群が巣作りを始めます。山へ置かれた巣箱は、冬場以外は特別に世話をするということもなくそのまま放置されます。

 また、炭焼き職人さんなども山中の炭焼き釜の近くでニホンミツバチを飼っている場合があります。職人さんたちは、飼育している蜂が分蜂した際、近所の木に一群が留まったときを見計らって網で捕まえて新しい巣箱へ入れます。網で捕まえる際に女王もいっしょに捕らえることができていれば、新しい巣箱から出て行くことも少なくなります。

 夏場にニホンミツバチがスズメバチに襲われたときなどは、巣箱の近くへ来たスズメバチをハエタタキで退治する姿は見かけます。でも、ほとんどの巣箱は、そのままにされます。

 採蜜は、7月になると行われます。年に1回だけです。7月の闇夜の頃に採る人、ハゼの花が咲いたら採る人、栗の花が咲いたら採る人と地域によって、色々と慣習があります。

 ミツバチたちは夏場に蜂蜜を採られると冬を越せなくなります。そこで冬場だけは巣箱の前に砂糖水を置いてやり栄養補給をさせてやります。
日本蜜蜂のハチミツの採取
日本みつばちは、巣箱の下に開けた小さな穴から出入りをします。採蜜は、毎年、7月に行います。
作業をしやすい場所に巣箱をもって行き、そっとフタを開けます。
フタを開けると、みつばちたちは危険を察します。それで蜂蜜を守るためにそれぞれの蜂が腹いっぱいになるまで蜜を吸います。そこをほうきでよせていきます。
ほうきで掃いていってもミツバチたちは蜜を吸うのに一生懸命で刺しに来たりはしません。
次に包丁で蜂の巣を切っていきます。
蜂の巣を切ると切り口から蜜がどろっとでてきます。
手づかみで蜂の巣の蜂蜜を貯める部分を取り出していきます。蜂蜜は全部取ることはせず、ミツバチたちが最低限必要な分を残しておきます。
蜂の巣は、取り出しても2〜3週間もすれば、蜜蜂たちは形だけは元通りに修復します。でも、当然のことながら蜂蜜は貯まっていません。
採り立ての蜂蜜
これが、うまい!
この蜂蜜を持ち帰りザルに入れて
したたり落ちてくるものをビンに入れて
保存します。
こちらは熊野地方に伝わる
伝統的なくり抜き巣箱です。