なかへちには伝説「道成寺物語」の清姫にまつわるたくさんの遺跡があります。
清姫が水垢離をとったという「清姫渕」、その時衣を掛けた「衣掛松」、安珍の帰りを待った「清姫のぞき橋」、水鏡にした「鏡岩」、蛇となってその幹をねじた「捻じ木の杉」があります。
清姫茶屋
清姫の故郷で、富田川沿いに立つかやぶき屋根が目印のお店です。
ここでは、山菜や川魚などの山の幸を使った料理が楽しめます。ドライブの休憩にも最適です。
清姫まつり
なかへちでの、夏の大イベント、「安珍と清姫」をテーマにした清姫まつりが、富田川真砂の河原で、毎年7月末頃に開催されます。
清姫が化身し、龍となり火を吹きながら川を昇る姿や、清姫情炎や柱松(たいまつ)との火が夜空を彩る姿は、とても華やかで、美しい光景です。
清姫渕
清姫の墓
「道成寺物語」
平安初期(908)真砂の庄屋、清重の一人娘として清姫は生まれました。清姫は清らかで男たちのあこがれの的でした。
縁談は降るようにありましたが、清姫は奥州白河の「安珍」という僧に想いを寄せていました。でもその思いは 、悲しくも裏切られてしまうのでした。
深く心を傷つけた清姫は大蛇に姿を変えてまで、道成寺の鐘の中に隠れた「安珍」を追ったのでした。
この安珍と清姫の悲恋の伝説が、「道成寺物語」として世に広まりました。
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