『熊楠研究』8号 < [『熊楠研究』とその他の刊行物] < [南方熊楠資料研究会]
「南方熊楠邸に遺された恒久的に保存し、熊楠に関する研究を推進し、その成果の活用を図り、熊楠について顕彰するための施設を建設する」ということは、南方熊楠邸保存顕彰会(現南方熊楠顕彰会)が発足したときからの大きな目標であり、顕彰会会員をはじめ、関係者一同の悲願でもありました。
そのための施設として、南方熊楠顕彰館(以下、顕彰館)が、平成18年5月14日(日)にいよいよオープンします。
顕彰館では、所蔵資料を大切に保存しつつ、広く所蔵資料の公開をはかっていきます。一般の皆様には、館内二階の「交流閲覧コーナー」で、パソコンでの所蔵資料の検索やデジタル画像による閲覧ができ、また、熊楠関連図書や自筆資料の複製資料(マイクロフィルム写真)が配架され、自由に閲覧できます。また、研究目的での資料閲覧も進めていきます(資料の状態により一部資料を除く)。
一階の玄関ホールでは受付、案内とともに、白浜ライオンズクラブよりご寄贈いただく展示パネル等により、熊楠の生涯や業績、田辺や熊野とのかかわりを紹介します。収蔵庫に設けられた窓からは、熊楠が遺した約25,000点に及ぶ所蔵資料を垣間見ることできます。オリジナルグッズ等の販売も行います。
学習室(一階)では、講座や講演会、企画展、資料映像の映写等を開催し、熊楠について、「知る」「学ぶ」機会を提供していく予定です。
また、顕彰館のオープンとともに、南方熊楠邸の公開も再開いたします。
顕彰館では、熊楠についての情報や学ぶ場を提供し、南方邸では、熊楠の生活と研究の拠点であった場所、空間を実感していただくことになります。
読者の皆さんにも、ぜひ一度南方熊楠顕彰館をお訪ねいただければと思います。
なお、詳しい開館情報は、次のとおりです。
【開館時間】 | 午前10時〜午後5時 (入館時間は、午後4時30分迄) |
【休 館 日】 |
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【そ の 他】 |
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〈問い合わせ〉 |
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