A Japanese Translation of Minakata Kumagusu's English treatises for 'Notes and Queries' magazine (Shueisha)
熊楠三大英文論考「燕石考」「神跡考」「鷲石考」から未発表のものまで全330篇を新たに訳出!
ロンドン時代に 二十代で『ネイチャー』誌にデビューした南方熊楠は、イギリスを去る一年前から、もうひとつの研究雑誌『ノーツ アンド クエリーズ』にも寄稿をはじめた。
日本帰国後も、活発に英文で論考を送り続け、それは六十五歳となる一九三三年まで、三〇年以上にわたった。
『ノーツアンドクエリーズ』こそは、熊楠の生涯にわたる研究発表の主たる舞台であり続けたのである。
第一章 一八九九年〜一九〇〇年 ロンドン滞在期 |
第二章 一九〇三年〜一九〇四年 那智滞在期 |
第三章 一九〇七年〜一九一〇年 田辺定住と投稿の再開 |
第四章 一九一一年〜一九一三年 柳田国男との協力の頃 |
第五章 一九一四年〜一九一五年「十二支考」開始の頃 |
第六章 一九一六年〜一九二〇年 『N&Q』誌の月刊化の頃 |
第七章 一九二一年〜一九二三年 後期の大作「鷲石考」 |
第八章 一九二四年〜一九二五年 円熟期の英文論考 |
第九章 一九二六年〜一九三三年 英文論考の終息 |
第十章 未発表論考 |
「目次」などを、集英社既刊情報のページでご覧いただけます(2014.12 公開)。