水辺の森・終焉

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または水辺野森アルヒの消失


実は2009年10月のアルヒ、例のごとくにビオトープ廻りでやってきて、呆然としてしまいました。
なんと、池が完全にさらえられて、コンクリートの四角い箱に戻ってしまって居るではありませんか。 しかも、周囲も刈り取られてるし。それはまあいいんだけど、背後の森になりかかってたところも半分刈られて、 しかも下刈りされてる。これはもう以前からの約束はすべてナシになってしまってる。


驚いて田辺市役所の担当部署に聞いてみると、要はあまりにツルヨシに占領されてどうにもならないので 1からやり直すことになったと。そりゃ確かに、昨年は自分も触れなかった(暇がなくて)から、派手に 占領されてたのはわかってます。しかし、市役所には以前に手入れの方法や方針は話してあったはず。 それをやらないで居たのは誰なんでしょう?
また、確かにツルヨシだらけではあった。でも、ヌマトラノオ・イヌゴマ・リンドウ・ゴウソその他それなりに きれいで珍しい湿地植物はちゃんと育っていたのに、そういうのは無視ですか?
そういうのを育てて、それなりのものにしてきたのは、もちろん担当部署、地域の人々の協力の下でこそ ではありますが、私に全く一言もナシですか?

今後は改めてビオトープか何か、検討してからやり直すそうですが、何をどこでどう検討するのやらです。

とりあえず、もう一つ問題にしておきたいのは背後の藪を下刈りしたこと。これはまずいです。それまで 上の樹木が育ったことで内部が遮蔽され、森林を構成する樹木の芽生えも出るようになっていたのが、全部 パーになりました。それに、下が明るくなったことで、そのまたは以後の竹林からタケが侵入する可能性が 出てきた。これも心配です。

せめて、次の企画がまっとうなものであることを祈りつつ、私の参画はこれで終了です。


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