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◆野国名(のぐな)



※ この地図は、参謀本部陸地測量部発行の1/50,000地形図「中尾次」(大正12.5)を使用したものである

所在:名護市源河(げんか)字杣山
地形図:中尾次/国頭平良
形態:川沿いに家屋が散在する
標高:約10m〜
訪問:2010年12月

 

 大字源河の西部、源河大川沿いにある。当所は古い地図にある「源河開墾」と認識していたが、現地で会った方の話でによるとこの呼称は山上部の開墾地を指すという。川沿いの地名は「野国名」とのこと。
 この方の話では、かつて10軒はあったという。現在は居住者はなく、タンカンなどの畑や作業の家屋が点在。多くは集落関係者ではない人が所有する。
 開墾地との分岐付近に石碑があるが、この辺りが集落の入り口。少し進むと道路脇に野国名御嶽(※)が祀られている(写真3)。支流の奥にはボーイスカウトの野営場があるが、この付近にも家があったと思われる。
 
なお開墾地には、傾斜の緩やかな土地に畑や畑の跡地が広がっている。

※ 「御嶽(うたき)」は、琉球の信仰に基づいて作られた宗教施設

 


写真1 民家の畜舎跡

写真2 農地

写真3 御嶽

写真4 開墾地にて

 

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