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◆小田(おだ)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「中甑」(昭和26.12)を使用したものである

在:薩摩川内市下甑町長浜(しもこしきちょうながはま)
地形図:青瀬/手打
形態:浜辺に家屋が集まる
標高:数m
訪問:2010年1月

 

 大字長浜の北東部、「にごりが浦」と呼ばれる付近の南の浜にある。また集落南西部には小田山(標高約426m)がある。
 村郷土誌には「水田開発と小田山の山林経営、定置網漁場経営等のため、三七、八戸の集落があったが、現在集落はない」との記述がある。また地元の方の話では、時おり浜でレジャーを楽しむ人がいるが、山側からの道は既になく長浜や芦浜から船で行き来しているという。
 県道から往時の道はまったく分からなかったが、適当に見当をつけて斜面を下って訪問。山林内は植生が疎らなため、急斜面であるが進入は可能。やがて谷の本流に合流し、これに沿って下る。集落に近づいていくと炭焼き窯も確認できる。谷が緩やかに開けてくる付近が集落跡だが、確認できたのは西側の一端のみ。屋敷跡1箇所と農地跡と思われる石積みが見られた。中心部へは藪がひどく近づくことができないが、海側からであれば進入が可能なのだろうか。

 


写真1 集落遠景(中央の平坦部)


写真2 集落到達地点

写真3 屋敷跡にて。瓦

写真4 屋敷跡にて。浴槽

写真5 集落跡にて

写真6 石垣

 

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