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◆柚園(ゆぞの)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「須木」(昭和29.11)を使用したものである

在:小林市須木中原(なかばる)
地形図:掃部岳
/須木
アクセント:ユゾノ
形態:川沿いに家屋が集まる
離村の背景:ダム建設?
標高:「柚園」―約260m 「柚園古屋敷」―約270m(水面は約280m)
訪問:2013年8

 

 大字中原の北東部、綾北(あやきた)川左岸にある。現在は綾北ダムの湛水に伴いに水没。
 訪問時は「柚園」において左岸に平坦地が見られたが、「柚園古屋敷(―ふるやしき)」では特に痕跡は見つからず。
 村史によると、「古屋敷」には綾(あや)営林署綾北製品事業所の事務所が昭和3年より置かれていたよう。これは昭和18年田代ヶ八重に移転。
 地図画像では綾北川(柚園川)の右岸(上側が上流)には林用軌道が見られるが、これは綾町の杢道地区から発し田代ヶ八重を経由、蝉の谷の中流まで続いている。
 古屋敷にある学校については詳細は不明だが、資料『ここ学校があった』の田代八重小学校の節において「綾営林署に勤める人たちの児童が通っている学校と、私たちの学校が統合することになった。(中略)昭和十八年十月のころだった」という談話があり、この「綾営林署に勤める人たちの児童が通っている学校」は当地にあったものである可能性がある。

 


(写真1 ダム堰堤)

写真2 「柚園」付近(赤い部分はフィルムの感光)


写真3 「柚園古屋敷」付近

 

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