◆大重見(おおしげみ?)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「豐後杵築」(昭和21.10)を使用したものである
所在:杵築市山香町広瀬(やまがまちひろせ)
地形図:若宮/豊後杵築
形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:約230m
訪問:2023年11月
大字広瀬の中部、八坂川の支流沿いにある。
現在は集落付近に温室や農場施設が建設されているが、過去の航空写真ではその南に複数の家屋が建ち並んでいることが分かる。
屋敷跡は植物の繁茂によりほとんど確認できないが、墓地は散見され現在でも管理されていることが窺える。本田姓および槌多姓・原姓を確認。
町誌には、昭和47年四国から酪農業者が当地に進出し、転業や離農の意思を示している者の既墾地・未墾地を買収、規模の拡大を図ったとの記述がある。先述の施設はこれを継承するものであるよう。
また大字別字名において、大字広瀬には「上大重見」と「下大重見」が見られ、それぞれルビが「かみおじゆみ」「しもおしげみ」となっている。ここでの見出しでは後者の読みに準じたが、実際の読みは不明(なお「小重見」は「こしげみ」)。
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