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◆竹ノ弦(たけのつる)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「耶馬溪」(昭和22.1)を使用したものである

所在:中津市耶馬溪町山移(やばけいまちやまうつり)
地形図:耶馬溪東部/耶馬溪
異表記:竹の弦
形態:川沿いに家屋が集まる
標高:約170m
訪問:2023年11月・同12月

 

 大字山移の北部、山移川右岸にある。耶馬溪ダム建設に伴い移転したが、ダム湖の上流端に当たり水没は免れている。
 集落跡は耶馬溪ダムスポーツ公園として整備され、僅かに残る往時の石垣に痕跡を残すのみ。県道沿いは墓地となっているが、旧来の場所から移設されたものか。
 
文献『湖底のふるさと』によると、離村前10戸42人。ダムサイトにある「顕彰之碑」によると、移転者は中島・野口・中島・小川・武吉・岩尾・峯本・竹本・倉本の各氏。
 町史によると、当地にあった神社は大山住神社。掲載されている写真には石段が見られるが、上部の平坦地に手水鉢のようなもの(写真7)が見られることと鑑み、写真5の階段がそれだろうか。
 ダム建設の経緯などについては、
尾ヶ篠のページを参照。

 翌月にダム周辺を再訪した際、左岸にて新たに墓地を確認。岩尾家であることから、当地に関連するものであることが分かる(写真9)。

 


(写真1 ダム堰堤)

写真2 県道の標識と地名表示

写真3 バス停

写真4 対岸より集落跡を望む

写真5 往時の階段? 石垣は当時のもの

写真6 写真5上の平坦地

写真7 写真6付近にて。手水鉢?

写真8 県道と墓地

写真9 左岸の墓地(12月撮影)

 

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