◆熊の墓(くまのはか)
所在:九重町野上(のがみ)(あるいは田野(たの)?)
大字野上の南部、野上川(玖珠川支流)の上流部にある。 資料『くじゅう総合学術調査報告書』によると、明治24年に認可・開設された大分牧場の一部が当地であったとのこと。経営は熊本県の佐藤氏によるもので、開拓地は吉部・熊の墓・泉水の3区。これら一帯の国有林1,500町歩を借り受け、最盛期には肉牛・乳牛500頭が飼育された。 ※ 別の執筆者の記述では「森軍治」の表記。人名 訪問は、まず旧版地形図に記されている南側の建物跡を探索したが、それらしい痕跡や遺物はまったく見られず特定に至らず。道路沿いの土場(杉戸越土場)(写真3)にも訪れたが、特に何も見られなかった。 なお所属の大字については諸地図サイトに拠ったが、手持ちの道路地図では田野、町誌の「行政区別戸数」では野上地区ではなく田野が含まれる飯田地区となっている。 翌月再訪。先の「木地師の墓」を探すため杉戸越土場の先や南東に通じる林道に足を延ばしたが、それらしいものは見られなかった。
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写真1 バス停 |
写真2 地名表記付近 |
写真3 土場(杉戸越土場) |
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写真5 土場(熊の墓2号土場) ※12月撮影 |
写真6 建物。「九州林産株式會社寺床事業所」とある |
写真7 祠 |
写真8 屋敷跡 |
写真9 屋敷跡 |
写真10 屋敷跡 |
写真11 円筒状の遺構 |
写真12 屋敷跡 |
写真13 ポンプ |