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◆楠森島(くすもりじま)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「教良木」(昭和22.7)を使用したものである

所在:上天草市龍ヶ岳町大道(りゅうがたけまちおおどう)
地形図:棚底/教良木
形態:海沿いから山中にかけて家屋が散在する?
標高:数m〜
訪問:2024年5月

 

 大道漁港から、南西におよそ3qにある島。地理的には御所浦町【現・天草市】に近く、牧島(まきしま)の椛の木港からは北に1.4qほど。
 資料『シマダス』によると、昭和30年の国勢調査では人口13人、同35年3人、同40年2人。昭和45年に無住となったとのこと。

 1960年代・70年代の航空写真では明瞭な建物は確認できなかったため、旧版地形図に記された3箇所の家屋群を手掛かりとした。このうち南東部では屋敷跡が見られ、北東部は明瞭な痕跡を確認できず、北西部は付近に井戸が見られた程度であった。なおこれらとは別に、西の海沿いで1箇所の建物跡(屋敷跡?)を確認した(写真18)。
 ほか時間に余裕があったため、島の北東部の水田跡や低潮時で陸続きとなる瓢箪島まで足を延ばした。瓢箪島を望む湾では、何かの養殖が行われていたことが窺える。

 


写真1 島遠景(東より撮影)

写真2 島南部、海沿いの石垣

写真3 同(潮が引いた状態)

写真4 煉瓦造りの何かの一部

写真5 屋敷跡

写真6 写真5にて。甕

写真7 同。何かの石造物。「安政六年 二月」などとある

写真8 写真2・3北側の浦

写真9 写真8の平坦地

写真10 茶碗

写真11 井戸?

写真12 農地跡

写真13 南尾根付近の平坦地

写真14 写真13付近の井戸

写真15 陶片

写真16 島南西部の浦にて

写真17 写真16の船着場跡

写真18 写真16の建物跡

写真19 写真16の遺構

写真20 島北東部の浦にて


写真21 写真20の湿地


写真22 島北西部の養殖場跡


写真23 写真22
付近にて。施設の遺構


写真24 同。石垣

写真25 洲で繋がった無名の小島(右)と瓢箪島(左奥)

 

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