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◆竹島(たけしま)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「水俣」(昭和27.3)を使用したものである

所在:天草市御所浦町御所浦(ごしょうらまちごしょうら)
地形図:唐木崎/水俣
形態:海沿いに家屋が集まる
標高:数m
訪問:2024年5月

 

 御所浦島の御所浦漁港より、西南西におよそ3.5qにある島。
 資料『シマダス』によると、昭和35年の国勢調査では人口20人、同40年16人。昭和45年に無住となったとのこと。また島の中央にある池には、大蛇伝説が残っているという。
 また町誌より明治21年頃の「御所浦土地台帳」によると、竹島の字田ノ平(6549番地)に水田が1筆(4畝2歩)記されている。

 上陸は中央の東海岸より。小さな古い波止場があり、この付近では遺構の残る平坦地を確認(屋敷跡か)。南隣の浜には養殖施設の跡がある。のち鞍部を越え西側の浜(長浜)に降り、南に向かって一帯を探索。旧版地形図では集落等と同じ書体で「長濱」と記され建物もあるように見えるが、明瞭な痕跡はなく僅かに陶片等の遺物が散見されるのみ。また大きいほうの池の畔には石仏があり(写真12)、基部には「立人四名」?として森・池田・田中・山下各氏と石工(金田氏)の名が刻まれている。
 なお島の南部の頂上(標高81m)にも登ってみたが、特に何も見られなかった。

 


写真1 島遠景(御所浦島より望む)


写真2 波止場と浜


写真3 屋敷跡?

写真4 写真3の遺構。浴槽跡か

写真5 写真3付近にて

写真6 井戸


写真7 浜の風景。左は養殖業の関連施設跡


写真8 海沿いの石垣

写真9 島中央の鞍部

写真10 平坦地(以下長浜)

写真11 小皿

写真12 石仏

写真13 池

写真14 写真13の南の湿地(地形図上の小さな水域)


写真15 池付近の石積み


写真16 長浜を望む


写真17 島南部の頂上

 

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