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◆黒谷(くろたに?)
※位置は推定

在:美里町木早川内(きそがわち)
地形図:甲佐/砥用?
形態:谷沿いに家屋が散在する?
標高:約400m前後?
訪問:(2024年5月)

 

 町誌に記載されている地名。過疎化が進行した集落として挙げられ、「大正時代は五軒あったが現在では一軒もない」とある(昭和52年刊行)。集落の位置やその生活については不明。

 2024年、その推測地を訪問。菅の谷(木早川内および払川(はらいがわ)に亘る集落)の上流に「黒谷川」に架かる「黒谷川第二橋」があり、さらにその上流部に旧版地形図では建物、昭和23年の航空写真では農地のようなものが確認でき、この一帯を黒谷集落跡地と推定した。最近の地形図では竹林の記号がまとまって見られる。
 現地では車道沿いに小さな茶畑があるが、過去の航空写真には見られず最近造られたものであるよう。またさらに先では石仏が納められた小祠が見られる(写真3)。祠には大正2年の日付と塔ノ上氏の名が刻まれ、そして脇には林道黒谷線の工事により当地に移転(昭和54年の日付)したことを記した碑がある。
 実態がつかめずあまり詳細な探索はしていないが、車道より山側で農地跡と屋敷跡と思われる平坦地、そのそばで何かを祀ったような跡?が見られた。
 なお橋梁での「黒谷」の読みは「くろたに」。

 


(写真1 第二黒谷橋)

写真2 道路沿いの茶畑

写真3 祠。男神・女神とある

写真4 屋敷跡?

写真5 何かを祀った跡?

写真6 写真5付近にて。瓦

 

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