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◆鎌寺(かまでら?)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「甘木」(昭和23.6)を使用したものである

在:筑前町栗田(くりだ)
地形図:甘木
/甘木
異表記:
釜寺(旧版地形図)
形態:谷沿いに家屋が少数集まる?
標高:約110m
訪問:2014年11

 

 大字栗田の東部にある。町史の表記は「鎌寺」で、見出しはこれに倣った。
 現在は下流の水田跡に廃棄物再生処理場が建設され、これが入口の目安になる。付近の目配(めくばり)山への登山道もあるため集落内の往来は容易だが、周囲は笹藪に覆われ探索には難儀する。明瞭な屋敷跡は確認できなかったが、農地跡や猿田彦大明神が祭られた小祠(写真3)が見られた。祠には「明治三十六年二月上旬」とあり、滝田氏2名の名が刻まれている。また瓦がまとまって見られた小さな平坦地(写真5)も見られたが、何の跡かは不明。
 町史には石ヶ谷石坂と併せ「この三地区は、明治後半から産業の発達に伴い就学・就職・生活の利便などから(中略)太平洋戦争中に全戸離村した」と述べられている。

 


写真1 道と石垣

写真2 屋敷跡?の入口

写真3 猿田彦

写真4 農地跡

写真5 平坦地と瓦

 

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