◆水尻(みずしり)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「奈半利」(昭和28.10)を使用したものである
所在:東洋町野根(のね) 地形図:入木/奈半利 アクセント:ミズシリ 形態:海岸沿いに家屋が集まる 標高:約10m 訪問:2012年12月
大字野根の最南部、東洋町・室戸市の境界付近の海岸近くにある。 付近の入木(いるぎ)(室戸市)で伺った話によると、分かるもので3軒。漁撈や林業で生活していたという。離村後も外部の人により水田が作られていたが、4、5年前に休耕。現在も農機具置き場として家屋の一部が残っている。 現地は先述の田の跡と家屋以外に目立ったものはないが、谷では取水路の跡のようなものも見られる(写真5)。この谷が東洋町・室戸市の境界になっており室戸市側にも廃業した店舗?が残されているが(写真7)、往時の家屋はすべて東洋町に属していたという。
写真1 物置小屋(家屋の一部)