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◆御所（ごしょ）
※ この地図は、地理調査所発行の1／50,000地形図「石鎚山」（昭和22.3）を使用したものである
所在：西条市丹原町鞍瀬（たんばらちょうくらせ）
地形図：石鎚山／石鎚山
標高：建物は約570m
訪問：（2008年8月・2018年1月・2018年12月）
大字鞍瀬の南西部、鞍瀬川支流の奥にある。古い地図では川沿いに3軒の建物が見られる。
九騎（くき）集落（川内町【現・東温市】）より林道が延び付近までは行くことができるが、川への降り口は分からなかった。九騎の方や、付近で材木の搬出をしていた方の話では、地名は聞くものの知る範囲では人が住んでいた場所ではなかったそう。
2018年1月、九騎方面から現地まで車道が開通していることが確認できたため再訪を試みたが、林道が崩落しており訪問は叶わず。
資料『桜樹村の足跡』には「消えた部落」として10箇所以上の無住となった集落が記載されているが、御所の言及はない。ただし御所一帯には木地師の一時的な居住や杣人の小屋があったようで、古い地形図にある建物はこれらの類であるよう。また別の記述では明治末期頃まで人家が点在していたとある。
なお大野霊神社が御所の所在として扱われており、これは西之子訪問の際に訪れた。神社までの車道も、一部が林道御所線と重複している。
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