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◆堀切(ほりきり)



※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「三島」(昭和22.2)を使用したものである

所在:四国中央市新宮町馬立(しんぐうちょううまたて)
地形図:伊予三島/伊予三島
形態:峠付近の一軒家?
標高:約480m
訪問:2018年8月

 

 大字馬立の最北部。すぐ北には堀切峠があり、川之江市【現・四国中央市】との境界に位置する。
 峠の付近には屋敷跡が1箇所確認できるが、周囲に明瞭な農地跡は見られない。また旧道と思われる山道が車道から分岐しており、その峠付近には「峰の地蔵尊」(写真9)が祀られている。川之江側には地蔵尊の案内を兼ねた道標があり、以下のように記されている。

(右側)
奥之院仙龍寺へ
車道を横断し市仲を経て三・八Km

(左側)
雲辺寺へ
下り二五〇mで土佐街道に合し平山で分岐し椿堂常福寺を経て一七・三Km

(裏側)
この道は銅山川を渡り中之川峠を越えて本山、大豊両町に至る
北は平山を経て上分、川之江町に至る(川之江市)

 なお最近の地形図には建物が1つ記されているが、これは資材の倉庫で往時の集落とは関わりがないと思われる。

 伊予三島【現・四国中央市】の甲斐野で伺った話によると、70年くらい前にはまだ赤瀬(あかせ)家が1軒あったことを覚えているという(聞き取りは2018年12月)。

 


写真1 堀切峠

写真2 峠の標識

写真3 同。新しいもの

写真4 路傍の道標

写真5 案内図

写真6 屋敷跡

写真7 浴槽

写真8 旧道?

写真9 旧道?沿いの「峰の地蔵尊」

 

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