◆押淵(おしぶち)

※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「三島」(昭和22.2)を使用したものである
所在:四国中央市金砂町平野山(きんしゃちょうひらのやま)
地形図:伊予三島/伊予三島
形態:川沿いに家屋が集まる
標高:約270m(水面は約280m)
訪問:2018年8月
大字平野山の中部、銅山(どうざん)川右岸にある。
現在集落は柳瀬(やなせ)ダムの人造湖(金砂湖)に水没しているが、墓地(移設したもの?)が国道から少し降りた林の中にある。神社の有無を確かめるため北向きの突端を水面付近まで訪れたが、それらしい痕跡はない。
資料『伊予三島市 嶺南』によると、25戸の民家があり、商店・旅館等があったとのこと。佐々連鉱山の佐々連・江ノ元を結ぶ索道の中継駅もあった。ほか木炭・三椏・楮・蕎麦等を生産し、佐々連鉱山で働く人も多数いたという。全戸水没。
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