◆久保ヶ市（くぼがいち） ※　この地図は、内務省地理調査所発行の1／50,000地形図「三島」（昭和22.2）を使用したものである 所在：四国中央市金砂町小川山（きんしゃちょうおがわやま） 地形図：伊予三島／伊予三島 形態：川沿いの斜面に家屋が集まる 標高：約280m 訪問：2018年12月   　大字小川山の中部東寄り、中の川（銅山（どうざん）川支流）左岸側にある。 　最近の地形図にも地名が記されているものの、本来は甲斐野の位置に記載があるため紛らわしい。 　甲斐野のかつての住民によると、分かるもので7軒。無住となったのは20年くらい前ではないかとのこと。 　現在は市道付近に管理家屋が1軒あり、度々の滞在が窺える。その後方に廃屋が2軒。さらに北側では市指定天然記念物の枝垂桜（既に枯死）（写真9）と何かの堂宇（写真12）、神社の社殿（写真15）が見られた。この神社跡は最近の地形図でも記号が記されている。墓石より長野・森田、表札より高橋といった姓を確認。 　なお神社の東、市道下に数軒の管理家屋が集まっているが、これは後年に開発された別荘地（写真16）。
写真1　道路と管理家屋	写真2　道路沿いの廃屋
写真3　墓	写真4　道路沿いの屋敷跡
写真5　道	写真6　廃屋
写真7　廃屋	写真8　墓地
写真9　枝垂桜と解説の立札	写真10　墓
写真11　墓	写真12　堂宇のある平坦地
写真13　神社前の小祠	写真14　同
写真15　神社社殿	写真16　別荘地