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◆外明神（とちめんじ）
※ この地図は、内務省地理調査所発行の1／50,000地形図「寒霞溪」（昭和22.3）を使用したものである
所在：小豆島町福田（ふくだ）
地形図：寒霞渓／寒霞渓
形態：河口付近に家屋が少数集まる
標高：数m
訪問：2019年1月
大字福田の東部、外明神川の河口付近にある。
現在は石材会社の敷地になっているようで、整地されたためか痕跡は皆無。採石場入口にある石造物（写真3）や道路脇に見られる竹藪は、往時の名残だろうか。
町史掲載の「内明神（うちめんじ）・外明神」の伝承によると、福田に鎮座していた玉姫明神の御神体が浜に流れ着いたが、土地の者は初め何かわからずに沖の方へ押し流した。しかし再び浜に流れ着き、この地の馬右衛門・助右衛門の先祖はただ事ではないと拾い上げ、小祠を建てて祀ったという。この御神体を押し流した所を外明神、再び流れ着いた所を内明神と呼び現在に至っている。
なお読みについては町史のルビに拠ったが、旧版地形図にルビはなく、地元での読みとは別に公的な読みがある可能性がある。
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