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◆井島(いしま)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「高松」(昭和22.3)を使用したものである

所在:直島町(大字なし)
地形図:豊島/高松
形態:海沿い?
標高:数m(地名表記付近)
訪問:2021年11月

 

 町の中心部より北東におよそ4qにある島。島内には岡山県との県境が通り、概ね北側は玉野市の大字石島(いしま)となる。ここでは直島町域の「井島」について触れる。
 石島で伺った話では、分かるもので石材採掘に携わっていた2軒が昭和期に暮らしていたとのこと。うち、年配の女性(70歳)が小学生の頃、同級生が島の西側に住んでいたという。ただし地図画像の建物の位置であるかは特定しかねた。

 石島集落より島の稜線に上がり、気になった浜を数箇所降りて訪問。近年島内で山火事があり、こと岡山県側は見通しが利くようになっている。
 まず地図画像で建物と地名の表記がある場所(写真3-7)では、井戸のような遺構と比較的新しめの建物の基礎が見られた。何かしらの建物は確実にあったことが窺え、広闊な谷あいには十分な平坦地もある。
 続いてその南の南北に広い浜(写真8・9)を訪問。石島の方に「この辺りにあったのではないか」と教えていただいた場所であったが、木々が生い茂り内部の様子が分からず、見当がつかなかったため浜を往復するのみとなった。浜でも陶片などの遺物は確認できず。
 最後に石島集落の東の浜(写真12-15)を訪問。ここでは3、4面ほどの溜め池が見られたが、屋敷跡らしいものは確認できなかった。
 
なお島内ではほぼ県境に沿って石仏が点在しており、当方でも10体ほど確認した。船主(石島出身〔もしくは居住?〕)によると全部で88体あるとのことで、戸尻鼻付近に一番の石仏があるという(ただし順番どおりにはなっていない)。また地域の年配者と時々探し回ることもあるが、10体ほどは未発見だという。

 


写真1 島遠景(西側より撮影)

(写真2 石島港)

写真3 地名表記付近の浜を俯瞰

写真4 地名表記付近にて。井戸?

写真5 同。遺構

写真6 同。遺構

写真7 同。建物の基礎

写真8 写真3の南にある浜を俯瞰

写真9 写真8の浜より山側を望む

写真10 稜線上の風景

写真11 南の稜線より電力関係の施設?と小豆島(しょうどしま)を望む

写真12 北東の浜を俯瞰

写真13 北東の浜の溜め池

写真14 北東の浜

写真15 溜め池

写真16 写真14の南の浜

写真17 茶碗(県境付近の山中にて)

写真18 香川県側の農地跡

写真19 石仏

写真20 同

写真21 同

写真22 同

写真23 同

写真24 同

 

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