戻る 前へ 次へ 市町村選択ページへ 都道府県選択ページへ トップページへ

 

◆鳴谷(なるたに)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「脇町」(昭和26.7)を使用したものである

所在:つるぎ町半田字下竹(しもたけ)
地形図:貞光/脇町
形態:谷沿いの斜面に家屋が集まる
標高:約320m
訪問:2011年11月

 

 町の東部、鳴谷(=河川の名)の上流部にある。
 町史によると昭和45年無人となり、同年移転記念碑が建っているとのこと。家は以下のとおり。

番号 屋号 移転時期 移転先
1 胡桃 明治30年代 長瀬を経て上の原
2 古田 昭和30年代(※1) 木の内を経て黒石
3

栗尾 (※2) 黒石橋
4 田うら 昭和44年頃 長谷保
5 いんきょ 古田
6 昭和48年 田井を経て神戸市
7 たに 昭和47年頃 黒石橋
8 日浦 昭和48年頃
9 古やしき 古田

※1 本文では「二十年程前」とあり、刊行は昭和53年
※2 「父の代に」とあり、具体的な年代は不明

 訪問は地図に従い黒石集落より。脇道から鳴谷に合流し、これをしばらく遡ると集落跡に到達する。谷沿いには水田跡、斜面には畑の跡があり、ほか廃屋・屋敷跡・古い墓が見られた。入口付近の路傍には先述の碑(写真1)があり、「世話人」として古田氏・谷氏(3名)の名が刻まれている。以下はその全文。


此の地は凡そ四百年位以前より鳴谷部落と稱し五軒あつたものなり
然し過疎時代を迎へ千九百七十年全住民移転をする
仍つて之を記録する

 


写真1 碑

写真2 廃屋

写真3 屋敷跡の納屋

写真4 石仏

写真5 墓

写真6 古い墓

写真7 畑跡

 

戻る 前へ 次へ 市町村選択ページへ 都道府県選択ページへ トップページへ