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◆大原(おおはら)



※ 画像は大原と釣山
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「長門峽」(昭和22)を使用したものである

所在:山口市徳地野谷(とくぢのたに
地形図:大原湖/長門峡
形態:川沿いに家屋が集まる
標高:約160m?(水面は約180m)
訪問:2022年1月

 

 大字野谷の中南部、佐波(さば)川沿いにある。現在は佐波川ダムの人造湖(大原湖)に水没。上流に隣接する釣山とは家屋が連続しており、集落の範囲は特定できなかったため両地区を含んだ画像を掲載した。
 町史によると、当地にあった寺院は徳祥寺(山号は神霊山。宗派は曹洞宗)。もと源徳寺(山号神霊山)。かつて船路(ふなじ)下庄にあった蓮華寺が断絶していたものを、寛永元(1624)年4月大原に再興し、源徳寺と改めたもの。明治3年12月源徳寺に下野谷の吉祥寺を併合し、徳祥寺と改称した。ダム建設のため昭和29年野谷の北谷に移転。ほか阿弥陀堂があったよう。
 また資料『柚野民俗誌』によると、当地は旧野谷村の1字地であったとのことで、引用する「風土誌」には大原村の小名として井出原・片山・古谷・
下ヶ原・向原・長者原・〓(※)・ほくそが挙げられている。

 訪問時はやや水位が低かったため、集落内でも高い場所にあった寺院の跡と思われる一帯を確認できた。
 
釣山のレジャー施設「ふれあいパーク大原湖」にある「柚野小学校玄関ポーチ」の説明板によると、ダムの完成は 昭和31年9月。釣山と併せ、207戸(約1,000人)が移転。

※ 印刷不鮮明により判読できず。木へん、つくりの下部が「木」の漢字

 


(写真1 ダム堰堤)


写真2 集落中心部を望む(橋梁は国道の大原橋)

写真3 寺院跡付近(以下寺院跡付近)

写真4 水面

写真5 石垣

写真6 墓地

写真7 墓地

写真8 茶碗

写真9 湯飲み


(写真10 地名表示〔
釣山にて〕)


(写真11 大原バス停〔
釣山にある〕)

 

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