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◆頭島(かしらじま)



※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「久賀」(昭和21.8)を使用したものである

所在:周防大島町浮島(うかしま)
地形図:久賀/久賀
形態:海沿いに家屋が少数集まる?
標高:数m?
訪問:2021年12月

 

 日前(ひくま)の港より、北東に6.5qほどにある島。浮島(うかしま)のすぐ北で、水道挟んで40mほどの距離
 資料『シマダス』によると、
昭和35年10人(国勢調査)。島内では柑橘畑が拓かれている。昭和46年に浮島大橋が架設された。島の南部には漁港が整備され、イリコの加工場などがあるとのこと。
 また町誌には、離島の開発とみかんの増産を目的として、浮島とともに昭和45年よりパイロット事業が行われたことが記されている。しかし傾斜地であること、瘠地であること、風が強いことなどに加え、みかんの価格が下落し新植が抑制されたことにより計画は中断、昭和50年度で造成は打ち切りとなった。こと頭島では島内の広い範囲に亘って農地の造成が計画されたようだが、旧来の農地より多少増加するに留まっている。

 浮島には日前より定期船が運航されており、浮島経由で容易に訪問できる。往時の人家は島南部の船溜まり付近(水産加工場の北西)にあったと思われ事前にも把握していたが、上陸中に失念していたため未確認。島内の柑橘畑も一部が残るのみ。
 なお浮島大橋は名称に反し小規模なものであるが、これは浮島の北端・頭島の南端が埋め立てられ、結果として2島間の距離が狭くなったため。過去の航空写真から計測すると、埋め立て前は200mほどの橋長があったことが分かる。

 


写真1 樽見港(浮島)の案内板にて(地図の左側が北)


写真2 樽見港より島を望む

写真3 浮島大橋と頭島

写真4 船溜まり。右方向に宅地があったと思われる

写真5 高みより浮島を望む。左は頭島の水産加工場

写真6 小屋

写真7 農地跡の小屋。手前にモノレールが見える

写真8 農地跡の道

写真9 石垣

写真10 農地跡の道

写真11 石垣

写真12 作業小屋など

写真13 柑橘畑

写真14 畑跡

写真15 電柱札。「頭島」と見える

写真16 小屋

写真17 小屋

写真18 柑橘畑

写真19 車輛

写真20 農地跡の小屋

 

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