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◆大島(おおしま)



※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「萩」(昭和15)を使用したものである

所在:長門市通(かよい)
地形図:三隅中/萩 通/萩
形態:海沿いの斜面に家屋が少数集まる?
標高:約10m?
訪問:2022年8月

 

 青海島(おおみじま)の通中心部より南東におよそ1.2qにある島。人家は西側の浜から少し入った緩い傾斜地にあったよう。
 資料『シマダス』によると、近世から数世帯が暮らしていたと伝わり、通の住民によっても利用されていたという
。戦後しばらくは居住があったが、水利に乏しかったことから無住となった。

 旧版地形図では開けた谷に水田の記号が見られるが、現在は背丈の低い草の生える湿地帯となっている。またここより北側の波打ち際には石垣が設けられており、かつて人の手が加わっていたことが分かる。
 浜を北まで歩いた後、旧版地形図で建物が記されている辺り一帯を中心に探索。現地は荒れた竹藪になっており、探索にはやや難儀する。水田跡に近い一角で井戸や遺構、壜などが見られたが、ここが屋敷跡である可能性が高い。なお周囲の土地はそれとなく段々になっているが、あまり明瞭な段差ではない。畑の跡だろうか。

 


写真1 島遠景(西側から撮影)

写真2 集落遠景。淡緑色の部分は竹藪

写真3 浜

写真4 河口

写真5 水路の石垣

写真6 谷間の水田跡

写真7 海際の石垣

写真8 竹藪にて

写真9 地面の窪み

写真10 平坦地

写真11 平坦地

写真12 屋敷跡?

写真13 写真12にて。井戸

写真14 同。壜など

写真15 同。石積み

写真16 同。何かの遺構

写真17 灯台

 

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