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◆手畠(てばたけ)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「大竹」(昭和21.11)を使用したものである

所在:岩国市美川町小川(みかわまちこがわ)
地形図:渋前/大竹
異表記:手畑(旧版地形図)
形態:谷沿いに家屋が少数集まる
標高:約210m
訪問:2022年12月

 

 大字小川の北東部、本郷(ほんごう)川(錦(にしき)川支流)右岸側の山中にある。
 町史によると、昭和43年2戸11人。無住となったのは昭和46年。表記と読みは町史に拠った。

 新旧ともに地形図では現地への道は記されていないが、久保付近から谷沿いの山道が通じている。登り口にある祠の石仏は、当地から移設したものだろうか(写真1)。
 現地では廃屋1軒と墓地・神社が見られた。墓地では清水姓・市川姓を確認。最近の地形図に見られる水田は、耕作されなくなって相当の年月が経っているよう。集落からは東に向かう道が通じ尾根を峠にして下っていくが(写真10)、上迫方面に続くと思われる。
 なお下流の久保を含め近隣の集落は大字波野(本郷村【現・岩国市】)で、地形的にも行政的にも交通の面でも小川(=美川町)の他の地域とは孤立している。

 


(写真1 登り口の祠。石仏には「三界萬霊」とある


写真2 集落への道


写真3 農地跡(屋敷跡?)の登り口


写真4 廃屋

写真5 平坦地

写真6 墓地

写真7 何かの跡

写真8 水田跡

写真9 神社

写真10 集落東の峠

 

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