◆奴田原(ぬたばら・ぬたはら)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「大竹」(昭和21.11)を使用したものである
所在:岩国市美川町小川(みかわまちこがわ) 地形図:渋前/大竹 形態:尾根上に家屋が集まる 標高:約210m 訪問:2019年8月
大字小川の中部、本郷(ほんごう)川(錦(にしき)川支流)左岸側の山中にある。 訪問は林道奴田原線より。当初は尾崎集落より橋を渡ってすぐ、林道から分岐する徒歩道を登る予定であったが、林道を進んだ先で集落に向かう徒歩道を偶然発見したため上部からの訪問となった。 現地では屋敷跡2箇所ほどを確認したが、最近の地形図に記されている建物付近では屋敷跡を特定できず。集落上部には神社の跡もある(写真12)。墓地より小林姓を確認。 聞き取りでは、往時は5軒ほどであったのではないかとのこと。また町史によると、昭和43年7戸28人。無住となったのは昭和52年。
(写真1 林道奴田原線起点〔右へ。左は須山線〕)
写真4 写真2の小祠