◆内深浦（うちふかうら） ※　この地図は、国土地理院発行の1／25,000地形図「阿多田島」（昭和45.9）を使用したものである 所在：大竹市阿多田（あたた） 地形図：阿多田島／厳島 形態：海沿い 標高：数m〜約20m？ 訪問：2022年11月   　阿多田島の北岸にある。島の中心地（本浦）から西に1�q強にある湾の内側。 　本浦での聞き取りによると、三重県から来住し真珠養殖を行っていた家と、ミカン農家（石田（いしだ）家）の2戸があったという。公には「うちふかうら」だが、「ウチウラ」の呼称のほうが定着しているよう。 　1970年代の航空写真では、前者と思われる家の前に船着場が設けられており、後者のものと思われる家の裏手には果樹園のようなものが見られる。 　現地では前者の家の跡を確認したが、後者は未訪問。ほか農地跡や畜舎、別荘風の建物などが見られた。また湾内では海上釣り堀が営まれており、訪問時も多数の釣り客の姿が見られた。 　なお南岸の「外深浦（そとふかうら）」（通称「ソトウラ」）（下の「画像」）は水田のみで、人家はなかったとのこと。農地跡の海に近い場所は、島民の手によりグラウンドに造成されたという（写真9）。
写真1　絵地図（本浦にて）	写真2　屋敷跡の石垣
写真3　畜舎	写真4　畜舎裏の石垣（農地跡）
写真5　農地跡の石垣	写真6　家屋
写真7　水田跡（海水が流入している）	写真8　湾奥部からの風景。中央は海上釣り堀の筏
（画像　外深浦）	（写真9　外深浦の農地跡。造成され広場になっている）