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◆江の島(えのしま)



※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「嚴島」(昭和22.6)を使用したものである

所在:江田島市沖美町美能(おきみちょうみのう)
地形図:厳島/厳島
異表記:小奈佐美島・小那佐美島(旧称)
形態:海沿いの一軒家?
標高:約20m?
訪問:2022年11月

 

 能美(のうみ)島の美能漁港から、北西におよそ4qにある島。
 資料『シマダス』によると、戦前は夏季に広島の老舗料亭が海水浴場を開設、戦後間もなくは米軍基地に駐留する家族向けのビーチとして使われていたとのこと。昭和28年7月、瀬戸内海汽船によって海水浴場が再整備され、広島港からの渡船も就航した。昭和36年に島名を「小奈佐美島(小那佐美島)」から「絵の島」と改称。これに伴い明治37年に建てられた灯台も「安芸絵の島灯台」に変更した(昭和63年からは「安芸絵ノ島灯台」)。昭和50年の国勢調査では人口2人。往時は毎夏8万人以上の来島者を数えていたが、利用客の減少により平成2年に海水浴場は閉鎖している。
 町史によると、小奈沙美島灯台は沖美町周辺ではもっとも早く設けられた灯台で、日露戦争当時に3箇月という短期間で建築されたという。現在は愛知県犬山市の「博物館明治村」に移設。
 現在も美しい砂浜はそのままに、桟橋や外周の遊歩道等保養地であった頃の痕跡が残されている。

 


写真1 島遠景(南側より撮影)

写真2 浜

写真3 洞窟

写真4 灯台

 

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