◆三畦(みうね?)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「日原」(昭和33.5)を使用したものである
所在:津和野町溪村(たにむら)
地形図:日原/日原
形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:三畦―約180m 三畦奥―約240m
訪問:2015年8月
大字溪村の南東部、高津(たかつ)川支流の三畦川沿いにある。
町史によると、昭和37年の時点で三畦2戸・三畦奥1戸。住民の取材あり(下瀬氏。昭和35年当時89歳)。「前は家が一〇軒くらいあったそうなが今はたった二軒になりました」「十四、五年前までは五軒あり…」「ずっと奥にあった一軒も最近野口へ出ました」「ここから買物は主に津和野へ行きました。尾道というて商人(あきんど)小川の境を山の尾ばかり通っていく道が…」「氏神様は程彼(ほどがの)の八幡さまで、三畦にもこのしもに大元さまがありましたが程彼の八幡さまへ合併しました」などと述べられている。
現在、下側には家屋が3軒。墓地が2箇所でいずれも山村家。先述の「大元さま」と思われる小さな社(写真5)もある。奥では宅地の特定はできず、瓦や壜などが残る小さな平坦地が見られた程度。
|