◆伊源谷(いげんたに)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「津和野」(昭和25.12)を使用したものである
所在:益田市匹見町紙祖(ひきみちょうしそ)
地形図:安蔵寺山/津和野
アクセント:イゲンタニ
形態:谷沿いに家屋が少数集まる
標高:約590m
訪問:2015年8月
大字紙祖の南西部、紙祖川支流の伊源谷沿いにある。
もと住民(谷の口に居住)の話によると、かつては寺戸(てらど)家の本家と分家の2軒。離村は昭和10年代か。分家は本家よりも早く転出し、山口県に移ったとのこと。林業と自給用の農業で暮らし、水田が8反ほどあった。また現在の三葛(みかずら)小学校跡までトロッコ道が延び、伐採した木を搬出していたという。
現地では段々になった水田の跡と、谷の分岐付近で古い屋敷跡を1箇所確認。話では近くに墓もあり、もう1軒は少し下流側にあったとのこと。
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