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◆上防己（かみつづら）
※ この地図は、地理調査所発行の1／50,000地形図「江住」（昭和24.5）を使用したものである
所在：すさみ町防己
地形図：江住／江住
形態：谷沿いに家屋が集まる
標高：約290m
訪問：2014年1月
大字防己の南部、古座（こざ）川支流の佐本（さもと）川上流部にある。南はコカシ峠を挟んで大字大鎌（おおがま）に接する。現住の下防己（しも―）・中防己（なか―）は互いに近接しているが、当地は中防己より2kmの距離に隔てられている。
現地では右岸に1箇所、左岸に2箇所の屋敷跡が見られた。うち左岸の1箇所には立派な石垣が構えられているが、往時の有力者の家か（写真3・4）。また別の左岸の1箇所には近くに墓地（写真12）を確認。農地跡は谷沿いを中心に広がっている。
なお「角川」には「上防己は昭和46年無住となった」とある。
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