◆平(たいら)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「新宮」(昭和28.4)を使用したものである
所在:新宮市熊野川町鎌塚(くまのがわちょうかまづか)
地形図:紀伊大野/新宮
形態:山中に家屋が集まる
標高:約170m 訪問:2016年8月
大字鎌塚の中部、赤木(あかぎ)川右岸側の斜面にある。
町史によると、もと10戸。昭和40年代から戸数が漸減し、平成11年頃には1戸1人(西谷氏。当時で90歳超)。刊行時(平成20年)には既に無住となって久しいことが窺える。
集落へは、県道より44号より清閑瀞の案内に従い訪問することができる。現地には西谷氏が最後まで居住していたと思われる家屋が1軒と、その他複数の屋敷跡が見られる。また集落内にはトチの巨木があるが、既に枯死し幹から折れている。説明の看板によると、樹齢およそ1,300年。根元から湧出する清水(※)は婦人病に効くと伝わるとのこと。
※ 現在は涸れている
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