◆柦(だん)
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※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「江住」(昭和24.5)を使用したものである
所在:古座川町大桑(おおぐわ)
地形図:下露/江住
アクセント:ダン
形態:山中の一軒家
標高:約320m
訪問:2012年6月
大字大桑の東部、尾添谷(おぞえだに)集落西の山中にある。
集落への道は大屋より分岐し、尾根伝いに進むと集落に到達。全体が砦を彷彿とさせる鹿垣に囲まれ、入口にのみ垣の切れ目があるよう(写真1)。
集落に入ってすぐ右手に古い建物があるが、無住となった後に寝泊まりするために設けられた小屋だろうか(写真2)。その他屋敷跡1箇所と古い墓地を確認。石垣が設けられた農地は非常に広い。墓地には宮本・北・伊東といった姓が見られたがすべて女性名で、嫁いで来た人の旧姓の可能性がある。
宇筒井(うづつい)の方の話では、かつては伊東(いとう)家の1軒。伊豆の落武者の分かれではないかとのこと。また古くは物見のための要塞として開かれ、その要員が住んでいたのではないかという。
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